主に埼玉県内の市街地及び住宅街に立地する送電線鉄塔、計7基の塗装工事でした。
鉄塔塗替工事を行うにあたり、墜落事故や感電事故が起こらないようにすることが常に求められます。感電事故を防止するために、通常、鉄塔の上半分は電気を止めたうえで工事を行います。鉄塔にも様々な形状が存在しますが、今回は作業する場所の真下かつすぐ近くに別の送電線の電気が流れている箇所があったため、感電のリスクが非常に高く、職人さんたちとと協力して経験と技術を駆使し、細やかな対策を実施しながら施工することが要求された工事でした。
また、工事箇所周辺には住宅も多く、工事内容の事前説明や塗料の飛散防止対策として車にシートを被せる等、近隣住民の方の理解と協力の上に成り立っています。鉄塔の塗装工事と一括りで言っても現場ごとに異なる様々な課題があり、時には思ってもみないことが発生したりもしますが、常に最善の対策を検討して工事を完成させることが大事だと感じています。