この第1、第2串浜道路橋は、外房線をまたぐ国道128号線の道路橋です。
現場の目の前は勝浦湾が広がっており、海水浴やサーフィンを楽しむ人たちで賑わう海岸で、作業中の私たちに話しかけて
くれる方も多くいらっしゃいました。
この工事は道路橋の塗装と修繕を行うもので、交差する外房線とは約13mの高低差があり、施工に必要な作業足場を設置する
ことができたので、安全性や施工効率を鑑みて、主要部分をパネル式吊り足場としました。線路直上部分は電車の架線に近接
することから絶縁性に優れたFRPコンポーズパイプを用いた足場を、夜間の停電間合で仮設しました。
塗装の塗替工事はもちろんのこと、傷んだコンクリートを補修して表面被覆を行う剥落防止工、ひび割れ補修工、転落・落下
防止柵の取替工など、約1年間におよぶ長期工事でしたが、当社と協力会社が一体となって完遂できたことが印象深いです。