鶴見川橋りょうは JR東海道線 川崎・鶴見間に位置する橋りょうです。
一級河川の鶴見川に架かる橋りょうで、東海道線の他、京浜東北線、横須賀線、相模鉄道への直通列車や貨物列車が
絶え間なく行き交う場所です。
今回の工事は、その中の東海道線、品鶴線、東海道貨物支線それぞれ上下線の6線分を支える3径間✕4連の計12連を
対象に施工したもので、水面と線路面の高さの制約から主桁が箱桁構造である下路桁に分類される構造です。
主な施工内容は足場架設、ペイント塗替、桁修繕 (ボルト交換、当て板補修等)で、ペイント塗替工は桁外面(4回塗)と
桁内面(2回塗)でそれぞれ施工しました。
施工にあたっては、絶対条件である鉄道の安全運行確保と同様に、鶴見川の航路の安全も確保しなければならない、という
課題がありました。関係する漁業組合や周辺自治体と行った綿密な打ち合わせを踏まえ、注意表示や保安灯の設置、必要に
応じて警戒船を配置することで、無事故にてしゅん功を迎えることができました。