御茶ノ水・秋葉原間 神田川橋りょう支承部その他修繕

橋りょうメンテナンス
東京支店 リペア部
Works
現場名
御茶ノ水・秋葉原間 神田川橋りょう支承部その他修繕
施工時期
2024年12月~2025年2月
施工場所
東京都千代田区
施工拠点
東京支店 リペア部

周辺環境・施工のポイント

本工事は、JR総武緩行線の御茶ノ水・秋葉原間に架かる神田川橋りょうにおいて、橋の支えである「沓」の修繕工事でした。
点検調査の結果、沓が3点支持になったことによるアオリが発生し、土台であるソールプレー」が摩耗していたことから、
沓の土台部分(沓座)を打ち替え、新しい沓に交換しました。

当初の計画では、終電から始発電車までの短い時間で、すべての作業工程を線路内側から施工する予定でした。
しかし、この方法では作業時間が非常に限られ、特殊な重機(軌陸車)の使用も必須となるため、工事費が高額になるという
課題がありました。

よって、地上からのアプローチを検討し、関係各所(河川事務所・公園管理者・道路管理者など)との綿密な調整を重ねた
結果、大部分の工程を地上にて線路下側から進めることが可能になりました。
現場に近接する公園から河川に沿って通路と昇降設備を、上下線の桁の間に吊り足場を、それぞれ設けることで作業員の
往来や資材運搬経路を確保しました。また、施工箇所となる橋台部分には作業構台となる足場も設置しましたが、これらは、
最大220㎏にもなる部材の運搬や施工時の機材の荷重にも耐えられる強度を実現する必要がありました。

足場の架設完了後、主桁が支える列車荷重の受替のための仮受架台の設置と桁の補強、仮受架台への列車荷重の受替、
沓座コンクリートの斫り(てっ去)作業、沓座の配筋・型枠設置・新沓設置、沓座コンクリート打設、新沓への列車荷重受替(戻し)、主桁のジャッキアップ・ダウンに伴う軌道状態の確認、を順に施工しました。
当初計画であれば、夜間の短い時間の中でそれぞれの作業を行わなければならないという厳しい条件での工事となるところ
でしたが、昼間の作業が可能となったため、作業の安全性はもとより、品質も確実に確保することができました。

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