戦前戦中の鉄道橋りょう工事から始まった企業として、工事中及び工事後の安全担保・保証を最優先にした施工管理技術には
心血を注いで努力を重ねてまいりました。
当社では施工後の品質保全も含めた一貫ケア体制を「責務」としてとらえています。定期診断、品質及び機能の定期チェックを通して診断評価することで厳密な責任施工を貫いています。
工事中だけでなく、工事後の安全品質への思い入れは他のどんな企業にも負けません。
これまで鉄道橋りょう塗装工事で培ったノウハウを活かし、
道路橋りょうや歩道橋など幅広い現場で塗装工事を施工しています
国の重要文化財に指定されている道路橋りょうをはじめ、交通量の多い市街地の橋りょう塗替塗装工事を数多く施工し、公共工事でも高い評価を頂いております。
また、耐候性鋼橋りょうの補修塗装やモノレールの鉄部塗装、水管橋、コンクリート橋の表面補修(中性化対策)など、祖業である塗装工事を中心に幅広く施工しております。
安定した電力供給、送電設備の機能維持のために、
地上100mの高所でも怯まず防錆塗装を施します
電気は遠隔地の発電所から都会の消費地まで送電ケーブルを介して送られています。その送電ケーブルを上空で支える送電鉄塔の塗装工事は、100mの高さまで昇降して作業するため、地上での工事以上に安全に配慮が必要です。私たちは、発電所で作り出された電気を企業やご家庭に確実に届けるために安全第一で作業しております。
また、塗膜調査や防水工事など鋼構造物を維持することを使命として広く承っております。
鉄は、適切なケアを行えば
いつまでも使用できる素晴らしい材料
わたしたちは、その経験的知恵を次世代へ継承します
「今は山中、今は浜、今は鉄橋渡るぞと・・・ 」と唱歌にある鉄は、明治維新後イギリス、アメリカ等から輸入されました。しかし、鉄(鋼)の表面には、空気中の水と酸素とにより、錆が発生します。錆は鋼の断面を減少させるため、そのまま放置しておくと橋としての機能が失われてしまいます。
かつて、旧山陰本線余部鉄橋には、鉄道院職員として「橋守(はしもり)」と呼ばれた塗装技術者集団がいました。その使命感に満ちた緻密で丁寧な仕事により、98年に及んだ供用の間、塩害環境下においても橋の健全性は維持されていました。わたしたちは、その技術者集団のDNAを継承し、鋼橋の機能を維持、延命化するための経験的知恵を今も蓄積し続けています。
一方、関東大震災後の帝都復興事業の象徴として1923年当時の最先端技術を駆使して建設された清洲橋は、既に100年近く、道路橋として供用されています。今回の補修により、これからも橋としての機能を維持し、日本の経済活動を支え続けます。