株式会社J-BISメンテナンス
代表取締役社長 相澤 文也
1872年、新橋・横浜間で初めて開業した我が国の鉄道は、その後、全国に急速に広がりました。そして鉄道開業から35年が経過した頃から「鉄橋」の塗り替え工事が始まり、すでに135歳を迎えたJR左沢線の最上川橋りょうなど、多くの「鉄橋」が今日も日々列車の安全運行を支えています。鉄道橋りょうの塗り替え工事の担い手は、それまで任されていた日本ペイント(株)塗工部から、1939年に当社の前身である「鉄道塗装工業株式会社」へと引き継がれました。当時は日中戦争の最中であり、業界全体が労働力不足、材料入手難、同業者乱立など多くの困難に直面しており、当社は「塗装業界を立て直し、国の重要な鉄道インフラの永続的な維持に貢献する」という使命を帯びて誕生しました。第二次世界大戦後の1961年に社名を「建設塗装工業株式会社」と改め、道路分野、電力分野、私鉄等へ事業を拡大し、1998年には増加の一途を辿る市中のマンション大規模改修工事の担い手としてリフォーム部門を新設しました。また、2019年には、橋りょうの補修・補強工事を担当するメンテナンス技術部を新設し、橋りょうメンテナンス全般を担える会社を目指して取り組みを始めました。
2024年に会社創立85年を迎えた当社は、15年後の2039年に会社発足100年周年を見据えるところまで辿り着いた今だからこそ、これからの新時代の歩みを確かなものにするため、全事業部門での議論を踏まえ、長期ビジョンと展望を明確にした新たな中期経営計画「VIEW2039」を策定しました。橋りょう、マンション、鉄塔をはじめとしたさまざまなインフラ構造物の維持管理を社業の基軸として「総合メンテナンス企業」へと成長し、増加する国内の経年構造物を良質な状態で次代へつなげるべく、その決意表明として社名を「株式会社J-BISメンテナンス」に変更し、持続的な企業躍進に挑みます。
今後も当社は、困難な課題に直面しながらも自ら果敢に打開策を講じて、昭和・平成と乗り越えてきた歴史とその精神・使命感を引き継ぎ、さらなる進化を目指します。
社会インフラの維持管理と
価値創造により、社会に貢献する
お客さまに喜ばれ、信頼される
「技術企業」として総合力を発揮し、
社会の安全と安心を支えます